とんでも腐敵☆パートナー
注文の品全てを載せたトレイを持って、空いてる席に向かう拝島さん。
間髪入れず店の自動扉が開き、次のお客さんが入ってきた。
「いらっしゃ……」
思わず口が固まる。そこにいたのはこの前も来た茶髪ねこ毛青年だったのだ。
「コーヒーひとつください」
今日もこの間と変わらず暗い顔。心なしか更にやつれたように見える。
なんか病気じみてるけど大丈夫かな、この人。鬱の縦線を背中にしょってるよ。
彼――朽木さんの愛人くんは、拝島さんの背中に向かうように数席離れた場所に座る。
拝島さんを観察してるのは間違いない。どんよりとした瞳でその背中を睨みつけてる。
ちょっと――やばい雰囲気。
そういえば、朽木さんに彼のこと話すの忘れてた。こないだは頭がチャーハンでいっぱいになっちゃったし。
だってすんごく美味しかったのよ~あのカニチャーハン。カニの旨みがしっかり染み込んでて、さらにホタテのエキスがたっぷり詰まった塩あんかけがかかってて最高に――――って、そうじゃなくてっ!
今はこの状況をどうするかが問題なのだっ!
間髪入れず店の自動扉が開き、次のお客さんが入ってきた。
「いらっしゃ……」
思わず口が固まる。そこにいたのはこの前も来た茶髪ねこ毛青年だったのだ。
「コーヒーひとつください」
今日もこの間と変わらず暗い顔。心なしか更にやつれたように見える。
なんか病気じみてるけど大丈夫かな、この人。鬱の縦線を背中にしょってるよ。
彼――朽木さんの愛人くんは、拝島さんの背中に向かうように数席離れた場所に座る。
拝島さんを観察してるのは間違いない。どんよりとした瞳でその背中を睨みつけてる。
ちょっと――やばい雰囲気。
そういえば、朽木さんに彼のこと話すの忘れてた。こないだは頭がチャーハンでいっぱいになっちゃったし。
だってすんごく美味しかったのよ~あのカニチャーハン。カニの旨みがしっかり染み込んでて、さらにホタテのエキスがたっぷり詰まった塩あんかけがかかってて最高に――――って、そうじゃなくてっ!
今はこの状況をどうするかが問題なのだっ!