とんでも腐敵☆パートナー
「僕……」
徐々に、章くんの瞳から迷いが消えていく。
ようやくスイッチが入ったのか、ぎゅっと拳を握って顔を上げた。
お人好しっぽい気弱な瞳に、決然とした光が宿る。
「僕の……気持ちは……」
朽木さんを真っ直ぐ見据え、一歩前に出る章くん。そうだ。その意気だ!
「神薙先輩……。僕、やっぱり諦めきれない」
「駄目だ章。こいつに乗せられるな」
「僕は僕の意思で言ってるんです。……僕、本当は分かってた。先輩には好きな人がいるって。僕はその人の代わりなんだって」
朽木さんの目が驚きで見開かれる。
「それでも良かったんだ。……先輩の傍にいられるなら、それで良かったのに。どうして傍にもいさせてくれないんですっ!? 僕の何に飽きたんですっ!? 先輩が望むなら、どんな形の付き合いだって受け入れるつもりだったのに!」
「……お前を拝島の代わりにはできない」
表情を消し、頑なに拒む朽木さん。でもそれは逆効果だ。
「そんなに僕が嫌になったんですか!?」
「俺にこだわってるお前はな」
「っ!!」
「遊びは気軽に付き合える相手がいい。当然だろ?」
そんな悪役なセリフ、似合いすぎるけど章くんには効かないんだってば。その程度で消えるほど、章くんの朽木さんへの想いは弱くない。
あたしはどうすれば朽木さんがそのことに気付いてくれるか思案した。一発殴って黙らせるか?
徐々に、章くんの瞳から迷いが消えていく。
ようやくスイッチが入ったのか、ぎゅっと拳を握って顔を上げた。
お人好しっぽい気弱な瞳に、決然とした光が宿る。
「僕の……気持ちは……」
朽木さんを真っ直ぐ見据え、一歩前に出る章くん。そうだ。その意気だ!
「神薙先輩……。僕、やっぱり諦めきれない」
「駄目だ章。こいつに乗せられるな」
「僕は僕の意思で言ってるんです。……僕、本当は分かってた。先輩には好きな人がいるって。僕はその人の代わりなんだって」
朽木さんの目が驚きで見開かれる。
「それでも良かったんだ。……先輩の傍にいられるなら、それで良かったのに。どうして傍にもいさせてくれないんですっ!? 僕の何に飽きたんですっ!? 先輩が望むなら、どんな形の付き合いだって受け入れるつもりだったのに!」
「……お前を拝島の代わりにはできない」
表情を消し、頑なに拒む朽木さん。でもそれは逆効果だ。
「そんなに僕が嫌になったんですか!?」
「俺にこだわってるお前はな」
「っ!!」
「遊びは気軽に付き合える相手がいい。当然だろ?」
そんな悪役なセリフ、似合いすぎるけど章くんには効かないんだってば。その程度で消えるほど、章くんの朽木さんへの想いは弱くない。
あたしはどうすれば朽木さんがそのことに気付いてくれるか思案した。一発殴って黙らせるか?