とんでも腐敵☆パートナー
「くそっ。なんで俺がこんなことを――。俺には他人の人生をどうこう言える資格はないのに――」
およ? 朽木さんまで自分の言葉に痛がってる。
掌で顔を覆い、苦悩するかのように俯く。
だけどその顔はすぐに振り払い、キッと章くんに鋭い瞳を向ける。
「とにかく、もう俺に縋るのはよせ、章。俺はお前の気持ちに応えてやれない。俺にとって大切な人間は拝島だけだ」
ちょっ。朽木さん、何を言い出すんだ!?
「僕は……僕の生きる道は、間違ってるんですか……?」
章くんは、翳りを再び宿した眼を足元に落として呟いた。
「そんなことは俺に分かることじゃない。自分で考えて決めろ。俺に甘えてくるな」
朽木さんの言葉にびくっと肩を震わせる。
言いすぎだって、朽木さん!
今の章くんにとって、いちばんきついのは朽木さんに突き放されることなのにっ。
「自分の道も……自分で決められないから……こんな僕に付き纏われても、迷惑なだけですよね……」
「――ああ、その通りだ」
違う。違うよ朽木さん。
章くんにかけるべき言葉はそれじゃない。
「お前は縋れる人間がいれば……現実から目を逸らさせてくれる人間がいれば、それでよかったんだ! ~~っ。くそっ。そもそもお前に手を出してしまったのが間違いだったんだ! こっちはほんのお遊び程度だったのに本気になられていい迷惑だとも!」
ばっ。
ばかたれ攻め男――――っ!
およ? 朽木さんまで自分の言葉に痛がってる。
掌で顔を覆い、苦悩するかのように俯く。
だけどその顔はすぐに振り払い、キッと章くんに鋭い瞳を向ける。
「とにかく、もう俺に縋るのはよせ、章。俺はお前の気持ちに応えてやれない。俺にとって大切な人間は拝島だけだ」
ちょっ。朽木さん、何を言い出すんだ!?
「僕は……僕の生きる道は、間違ってるんですか……?」
章くんは、翳りを再び宿した眼を足元に落として呟いた。
「そんなことは俺に分かることじゃない。自分で考えて決めろ。俺に甘えてくるな」
朽木さんの言葉にびくっと肩を震わせる。
言いすぎだって、朽木さん!
今の章くんにとって、いちばんきついのは朽木さんに突き放されることなのにっ。
「自分の道も……自分で決められないから……こんな僕に付き纏われても、迷惑なだけですよね……」
「――ああ、その通りだ」
違う。違うよ朽木さん。
章くんにかけるべき言葉はそれじゃない。
「お前は縋れる人間がいれば……現実から目を逸らさせてくれる人間がいれば、それでよかったんだ! ~~っ。くそっ。そもそもお前に手を出してしまったのが間違いだったんだ! こっちはほんのお遊び程度だったのに本気になられていい迷惑だとも!」
ばっ。
ばかたれ攻め男――――っ!