とんでも腐敵☆パートナー
7-7. 映画のアクションシーンはやっぱりウソくさい
<<<< 朽木side >>>>
熱で半ば朦朧とした頭を必死に動かした。
おせっかいな腐女子が連れてきた章は、その無意味に強気な口車に乗せられ、章らしからぬ言動に出た。
罵られるのは一向に構わない。殴られるのも構わない。俺はそれだけのことを章にしたのだ。
なのに、どうして章は俺を責めない!?
俺の傍にいれば、更に傷付いてくだけなのに。どうして離れようとしない!?
そして何故――何故俺が、章の人生をどうこう言わないといけないんだ!?
ただ逃げながら生きてるだけの俺が――
苛立っていた。思考が半ば麻痺していた。
気付けば、とどめとも言える最低の言葉を吐きかけていた。これで終わりだ。今度こそ章は離れていく。ほっとしつつも、どこか空虚な気持ちが胸に広がる。
熱で半ば朦朧とした頭を必死に動かした。
おせっかいな腐女子が連れてきた章は、その無意味に強気な口車に乗せられ、章らしからぬ言動に出た。
罵られるのは一向に構わない。殴られるのも構わない。俺はそれだけのことを章にしたのだ。
なのに、どうして章は俺を責めない!?
俺の傍にいれば、更に傷付いてくだけなのに。どうして離れようとしない!?
そして何故――何故俺が、章の人生をどうこう言わないといけないんだ!?
ただ逃げながら生きてるだけの俺が――
苛立っていた。思考が半ば麻痺していた。
気付けば、とどめとも言える最低の言葉を吐きかけていた。これで終わりだ。今度こそ章は離れていく。ほっとしつつも、どこか空虚な気持ちが胸に広がる。