リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『ほのぼの』・1
そして頭の中が空っぽになると、眠くなってきた。

最近…寝不足だからな。

そのまま目を閉じて…。

「…い。オイって!」

「えっ…わっ!」

肩を揺さぶられて目を開けると、目の前に彼が…いた。

「えっええ!? 何で?」

「何でって、お前…」

彼は息を切らし、汗だくだった。

「あんな電話の切り方しといて、何だよ…」

「何って、いつものイライラじゃない」

少し眠ったおかげか、あっさり返してしまった。

「…ったく。心配して来たのに」

彼はそのまま私の隣に座り込んだ。

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