きらきら。
ずっと三送会に全力を注いだせいで、どっと疲れがきている。



それは准も呉羽も同じなはずだけど、この2人は異常に元気だ。




「ねぇ、准と呉羽って息あってない?あの2人いい感じかもね」


梨香がトナリで言った。


「うん、もしかしたら…両思いとか、有りうるかもね」


「それだったらスゴイなぁ。准のやつ、大出世でしょ?呉羽と付き合うとなると」


「あは、それはちょっと准に失礼かも!」





こんな風に普通に会話をしている。



その横で、もう1人の自分が冷たい目で見てる。



冷たい目、冷たい心。




ナニヲシテイルノ?



ソンナ、ソレデイイノ…?




そんな声が聞こえてくる。


何で?いいに決まってるじゃん。


親友の恋が成就する。



幸せなこと。



…でしょ?
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