きらきら。
一応あたしだって女バスの所属だ。



寝たって勝手だよね。



部室の隅におかれた黒いソファは、足を折れば十分寝れた。




チビはこういうところで役に立つ。



横になるなり、瞼が急に重くなった。



しかし10分くらい寝たところでまた目が覚めてしまった。



もう1回寝ようとしたとき。



誰かが入ってくるドアの音が聞こえた。



今起きるのは億劫すぎる。



寝たフリしよう。



でも誰かくらいは確かめようと目をうっすら開けると、それは准だった。



あのー、ここ女バスの部室なんですけど。



突っ込みたかったけど、寝たフリが優先だった。



「こいつ、寝てんの…?」



その瞬間だった。
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