きらきら。
呉羽は抜け出した後1人でどこかへいってしまったあたしを探していたらしい。



そして偶然ここを思いつき向かっていた時、准が入っていった。




おかしく思って中を覗くと、准があたしにキスをする光景を見たらしい。





そこで、准が出てきてすぐに勢い余って告っちゃって。



でも、断られた。





…とのことだった。



「准が何で律華にあんなことしたのかは分かんない。



けど、律華の意思じゃないことは分かってるし、



律華を責めたりとかはしないから。



…もう、准のこと諦めちゃおうかな」




「ダメだよ!そんな、ことくらいで諦めちゃだめだよ」


「でも…もうムリ、あたしには」



そういって呉羽は泣き出してしまった。




あたしは声をかけられずに、ずっと立ち尽くしたままだった。
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