きらきら。
「ちょっとぉー、ここ女バスだよぉ!?勝手に入ったらあたしが怒るから!」



「あぁー、すいませんね」



「あのねぇ!…でも、まぁ、いっか」




呉羽はいつも通りだった。



もしかして、見られてなかったか―――



そんな不安も消え去ったのも束の間。



「ねぇ、突然だけどさぁ…



さっき、律華に何してた…?」


―――見られてたか…。



俺はそこで全部、喋った。



マジでハズかったけど、呉羽は絶対にウソは見抜く。



「やっぱりそぉだったんだ…あたしね、何となく勘付いてたけど…」



そこで俯いていた顔をぱっと上げた。




「あたし、でも、准のコト、スキなんだ…」
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