きらきら。
想い。
あたしは固まってしまった。




予想外の事を言われて答えに迷ってしまう時とは違う。





今発言したら、言い訳がましいことや皮肉にとれることしかいえない気がした。





「正直に言って。あのね、あたしは…




准のこと諦めない。ずっと想い続けるし、いつか彼氏にする。」





呉羽の目は真剣そのものだった。




目の奥が黒く白く光っている。



普段の印象からは想像もつかない。




ますます声が出なくなる。






喉の奥が閊える。
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