キミに触れたくて。
すると、素直に携帯画面を見せてくれた。
送り主は、亮佑と同じクラスの白石さんだった。
白石さんは、学校では美人マネージャーとして、アイドル的存在だった。
彼女が天使なら、私は悪魔…まではいかないが、堕天使だろうか。
そんな可愛い人と、何で亮佑が仲良くしているのか、全く理解できなかった。
メールの内容は、本当に普通。
『彼女いるのに、私とメールしてて大丈夫なの?』
そんな文章が少し見えた。
亮佑に聞いても
「クラスの子と仲良くして、何が悪いの?」
って、少しキレ気味。
友達としてメールをしてたとしても、わざわざ私といる時にしなくても…
私のモヤモヤした気分は、晴れなかった。
夏の終わり、私達は進展をする。