キミに触れたくて。


今日の昼休みは珍しく、真里と梨華と私の3人で昼食を食べた。


いつもは真里と2人だが、今日は梨華がいつも一緒にいる子が休んだために、お昼を一緒に食べる子がいなかったらしい。



「杏、そういえば…元彼とデートしてきたんでしょ!どうだったの?」


こうやって女の子が集まれば、自然とガールズトークである。


にやにやしてる梨華に話した。



「ふったよ。元彼とやり直すこととか、ありえないし。」



真里が驚いた顔でこっちを見てくる。



「さすが杏。本当、男途切れないよね。」



「いやいや…途切れてるし。私、そんな遊び人じゃないよ。だって、まだ処女だし…」



すると2人はびっくりした顔をすると


「また冗談言ってー」


と同時に言う。



「本当だって(笑)」


「え…岡田と何もなかったの?」



私は2人に一部始終を話した。


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