キミに触れたくて。
亮佑の家に行ったこと。
キスをしたこと。
裸になったこと。
ゴムもないのに、無理矢理やろうとしたこと。
その話を聞いて2人は、亮佑のことを非難した。
「あんな男、別れて正解だよ。初めての人が、あいつじゃなくて、本当に良かったね。」
確かに…。
良かったかもしれない。
でも、こうして話を聞いてくれる2人は既に経験者。
私は少し恥ずかしかった。
いつの間にか、心のどこかで『処女をなくしたい』と思い始めるようになっていた。