キミに触れたくて。
私は、亮佑には悪いと思いつつも、秋ちゃんの気持ちを聞いてから、亮佑にはっきり返事をしようと思った。
『亮佑…ごめん。うちら友達だし、何て答えたらいいか、まだわからない。』
自分が傷つくのが怖くて、亮佑をキープ扱いしてしまったのだ。
でも、亮佑は私に好きな人がいることなど知らない。
『そうだよな、俺こそごめん…』
そう言って、メールは終わった。
私は、それからすぐに秋ちゃんにメールをした。
『私、告白されちゃった…』