アナタとの距離
「雅紀ゴメン。明日一緒に帰り遊べないんだ。」
バイトが終わってすぐ、私は1人暮らししているアパートにつくなり雅紀に電話した。
今日ゲームセンターに行ったときに、私はうっかり『また明日こよう』っと雅紀に言っていた。。
土曜日なんか店では、一番お客様がはいる時だから、休めるはずないのにね。。
もう2年くらいになるが、いまだにうっかり土曜日約束してしまうこともある。。
『え。。またかよ。まぁ、仕方ないか。彩乃もバイト大変なんだろ?てか、バイトって何やってんだっけ?』
。。。。
「。ぃ、いゃだなぁ。忘れたの?近所のコンビニだって言ったじゃん」
焦った。。。
私はバイトしていることは雅紀も知っていた。ただ、雅紀は私が夜の仕事していることは、当たりまえだけど知らない。。
元々、私と雅紀の家は結構ご近所だった。
だがあれ以来家は、もぬけの殻。。売りに出されたんだけどね。。
雅紀には絶対に悟られてはいけないから、私がとっさについた嘘がある。
親が海外に支店をもつから海外に引っ越した。私は学校があるから、1人で暮らす。
実際、それが本当だったらどんなによかっただろうか。。。
最初、アパートもバイトの寮に入ろうかと思ったんだけど、バイトから近かったから、お客様と学校帰りに接触するのも嫌だったから、バイト先からは二駅はなれたところに住んだ。学校も、そのほうが近いからよかったかもしれない。。
「じゃ、また明日。」
雅紀と、あれから少し話をして電話を切った。
「え。もう3時?あんま寝れない(笑)」
早くねよう。。
と1人言をいいながら私は眠りについた。。
明日も良い日でありますように。。