アナタとの距離
「はぁ。。。行くか」


思い腰を上げて家を出たときユウミから電話が入った



『花梨〜。今日お願いする客の西城さんなんだけど、今スズラン高校の前にいるらしいんだわ。迎え行ってくれない?』













スズラン高校











私の高校










むりぃ!!!!


ぜったぁいにむりぃ!!!






「ちょっと待って?私がスズラン高校現役だってユウミわかってるでしょ?バレたら即退学だしニュースになっちゃうよ」


『別に良いじゃん。ユウミだってスズラン高校の近くは嫌っていったんだけど、来てくれないのかって半分キレられちゃってさ〜』

「だから西城さんは嫌なんだよ。ユウミも前々から嫌っていってたのに何で引き受けるのよ…」



西城さん

お金持ちではないし容姿が良いわけではない。むしろ加齢臭がつねに漂っているおじさんだ。

なんでこの客を断れないかというとこの客が金持ちの客を連れてくるからだ。 ようは金持ちを店に連れてくる招き猫みたいなやつだ。

西城さんは自分は出世できなかったが友達は大手の会社社長になったりしてるようで頻繁にその人逹を連れて店にくる。そうしてくれてるいじょう西城さんを断る=金持ち社長も店に来なくなるということなのだ。




『花梨。本当ごめん。だけど店の為にもお願い。。。。。それに花梨化粧してるから絶対にバレないよ☆』




他人事だと思って…



ま…いくしかないか



















この簡単な考えがすべてを狂わす歯車だったんだ
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