水泡玉~先生~




コンコンッ

と音がして振り向くとドアの向うに影が見えた



『もう、入学式が始まるので
 そろそろ準備をお願いします。』


とドア越しに聞こえてきた声で


少し緊張して
体に力が入ったような気がした。


とうとうなんだ、


今日から、今から
俺は、教師になるんだ・・・




『じゃぁ、僕は行きますね。』


と言ってドアに手をかけた




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