君が見る世界、僕の見た世界



JOKERSの演奏後、私達は舞台に立つ。

MCの後、大歓声に包まれる。



「約束のない明日でも、必ず君の側に」



その声と共にSyoのドラムがリズムを刻む。

4つの機械音が体に染み込んでいく。

声がその機械音に溶けていく。











「有難う!次のライヴを楽しみにしててねー」


後ろ髪を引かれる思いで舞台を降りた。




「お疲れ様!」

「今日も大成功♪」



各々が片付けをしながら言う。未だに興奮が冷めない。

その時、ガシャーンッとものすごい音がした。


「何!?」

「行ってみよう!!」



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