君と私の1年間
□プロローグ

もし、
もしもあなたの命が残り僅かだったら・・・どうしますか?

もし、
もしもその時愛する人ができたらあなたはどうしますか?


私はどうすればいいのでしょう


友達にも、親にも、
・・・誰にも打ち明けることの無い。

彼は、笑顔が無邪気で、いじっぱりで、優しくて・・・
本当に、本当に大好きなんです。



誰か、誰か
彼を愛しても良いと言ってください・・・。





もし、
もしも大好きな奴の命が後少しの命だったら・・・どうする?

もし、
もしもその時にその子を愛してはいけないと言われたらどうする?


俺はどうすればいいんだろう


友達からも、親からも、
・・・知らない奴からさえも。

彼女は誰よりも綺麗で、儚くて、消えそうで・・・
守ってやりたいんだ・・・。



誰か・・・彼女を愛しても良いと言ってください・・・。





神様・・・
どうか、私達を運命の赤い糸で紡いでください・・・。
どうか、俺達を運命の赤い糸で紡いでください・・・。

(神様なんて、信じたことなんてなかったけど)



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