世界に1人の
ある塾の日、授業中にアヤナはコウキへ短い手紙を書いて渡した。



友達のすきなひとがコウキと仲良かったから、そのことについていろいろ聞きたかったから。



…というのは口実。



少しでもコウキと近づけるきっかけが欲しかっただけだった。




でも、それから毎週水曜日と土曜日の塾の日には、毎日授業中手紙のやり取りをするようになった。





手紙の内容はくだらないものばかり。



それが楽しくてしょうがなかった。


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