好きすぎて死ぬっ




『下…見て』


パッと下を向くと桑田くんがいた


「桑田くん!?」


桑田くんはケータイを閉じると口元に両手を当てた


「好きって言ってくれてありがとなぁ」


桑田くんは大声で言う


「へっ」


「俺も未樹が好きだ」
「大好きだっ」


目に熱いものがたまって...


夜の空に零れ落ちた


私は急いで外に出た


桑田くんが近づく


近づく


近づく…



< 77 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop