眠り姫は・・・男の子!?


「ひめ、女の子に失礼だよ。それに莉愛ちゃんは可愛いよ?」

『千秋君…!!』


千秋君と叶って月とすっぽん。


男としてね。


見た目はまぁ…悔しいから言わない。


と、膨れながらついた食堂はガヤガヤと賑わっている。


「莉愛ー!!こっちこっち」


入ってすぐ、右側を向けば希美が箸を持った手で大きく手を振っている。


そしてその周りには複数の男の子が座ってる。


『あたしの席はー!?どいてよそこー』

「むーり、俺ら先にいたんだし。莉愛おせんだよ」


1番近くにいた男の子をぐいぐい押せば、悪戯にニッと微笑まれて髪をぐしゃぐしゃ撫でられる。


『ちょっと!!なにすんのもー!!髪ぐちゃぐちゃじゃん!!』


んもう!!


有り得ないんだけど!!


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