眠り姫は・・・男の子!?
「お、今日のリボン新しく買ったやつ?」
『うん!!前に希美と買い物に行ったときに買ったの。可愛いでしょ?』
「うん。莉愛に似合うよ」
少し後ろを向き、純を見上げればふにゃっと微笑まれた。
「ちょっとそこのお2人さーん。イチャイチャしてないでさっさと、ね」
その声に前を向けば、呆れた顔をした希美が箸でクイクイと遠くを指した。
『あーーっ!!』
希美が指した方を見れば、叶と千秋君がメニューを選んでるところだった。
『純っ、早く早く!!時間無くなっちゃうよー!!』
「あーい、出来た」
『ありがと!!』
スッと急いで膝の上から降りて綺麗にしてもらった髪を撫でる。
……うん、やっぱり上手。