眠り姫は・・・男の子!?
「んじゃ俺ら行くわ」
リボンを触りながら感心していると、純は友達を引き連れて行ってしまった。
「莉愛ー、急ぎなよ」
『あ!!そうだった!!』
ったく叶のやつ!!
あたしを置いて選びに行くなんて超生意気なんだから!!
『カレー美味しい!!』
「あ?肉のほうがうまいから」
『なんっ…「あぁ、はいはい。静かに、早く食べなさい」
「そうだよ2人とも。昼休みは短いからね」
なぜか希美と千秋君に怒られた。
『叶が悪いじゃん今のー!!希美聞いてる!?』
「うん、聞いてるー」
隣にいる希美の肩をガクガク揺らしながら言えば、携帯をいじりながら興味なさげに返された。
「あはっ、無視されてやんの」
『されてないから!!』
テーブルを挟んで前にいる叶を睨むけど、べーっと舌を出してきた。
……むっかつくー!!