恋愛短編集
年上な彼でも



「ねぇ怒ってる?」

せっかくのデート
なのに何故か
怒ってる雅樹(まさき)。

雅樹は2個年上。



『さっきの男だれ?』

えっ?!

さっき同じクラスの
男子にばったりあって
少しだけ話した。

仲良い友達の
彼氏でもある。


「友達の彼氏だよ?!」


『ならいいや…』


もしかしてヤキモチ?


年上で大人な雅樹だから
ヤキモチなんて
妬かないと思ってた。


「もしかして
焼きもち?」

疑い半分で聞くと



眉間にシワを寄せ、
目線を反らして、


『悪いか!』


って。



―年上な彼でも―



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