恋愛短編集



――グッ


何故か腕を引っ張られ
さっきまであった距離は
なくなって
椅子に座っている
和弥の前に立った。



目が合う。


「な、何///??」


「いや、本当は
なんか言いたいんじゃ
ないのかなーと思って」



「///べ、別に」



「そう!?俺はてっきり
“す”がつくことばっか
言ってるから
好きって言いたいのかと
思ったんだけどなー」


「!!」


「あたり!?」


「///」


「すいかよりも
酢豚よりも
ステーキよりも

俺お前の事、好きだよ。」




―飯よりお前―




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