恋愛短編集
「あんなぁ…もっかいしてええ?」
「…ちょっ…たつや…あかんて!
……………ってここ、教室やんかー!」
放課後といっても、
帰る支度をしてる時間やったから、
皆私たちのこと見とった。
「か、帰るでっ!」
「ちょ、待てやっ」
バッグとたつやの腕を持ち
荒々しく教室を出た。
「教室でキスはあかんやん!」
「なんでやー!
みんなにお前が俺のもんやて、見せつけてやったんよ』
なんて満面の笑みでゆうから
許してまうわ。
FIN