わたしの恋愛
私が見たとき加藤先輩の顔がはっきり見えた。


それは昨日、屋上にいたあの先輩だった。


「絵梨香?いきなりどしたの?」


「あの~あの先輩。さっき話した先輩なんだけど。」


「はぁ!?それまぢ?冗談でしょ?加藤先輩に限ってそれはないよ。」


紗季になんども説明したけど、信じてもらうことはなかった。


どんだけ加藤先輩って人の力はスゴいんだか。


ん?ってことは昨日話したのはなんなの?

なんだかワケわからなくなった。


教室に入り、明るくあかねが挨拶してくれた。


「おはよ!てか絵梨香って加藤先輩と瀬戸先輩どっちが好き?」


いきなりあかねから言われてびっくりした。


「え?加藤先輩は分かるけど、瀬戸先輩って誰?」


「瀬戸先輩ってのは加藤先輩と同じくらいカッコ良いいんだけど、加藤先輩と違って瀬戸先輩はスゴいクールなんだよね!」


そ-なんだ。
なんかこの学校すごいな。
なんだか瀬戸先輩にはすごく会ってみたい感じがした。


「まぁうちは加藤先輩派なんだよね!」
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