わたしの恋愛
その後無事、入学式を終え下校時刻になった。


紗季と帰ろうと思ったけど、紗季は2年の先輩に彼氏がいて一緒に帰るらしい。
それがこの高校に決めた理由。


私は寂しく一人で帰ろうとして教室から出たら、カップルが手を繋ぎ廊下を歩いていた。


それを見て私は、その場からしばらく動くことが出来なかった。


それは元カレだったから。
しかも彼女は、すごくカワイイあの女の子だった。


元カレは一度わたしを見たけど、すぐに目を逸らしどこかへ行ってしまった。


好きな人ってあの子だったんだ。


するとじわじわと目から涙が出てきた。


私は涙をぬぐいながら無我夢中で走った。
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