紅芳記

団子を食べながら私は決めました。

おなみには、きちんと話しておこう、と。

「おなみ、驚かないで聞いてくれる?」

「はい。」

おなみは真っすぐに私の目を見てきました。













「私は、お屋形様の養女…娘となります。」











「…………えぇ!?」


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