零の狼-新撰組零番隊-
終幕
七種との交戦から三日が経過していた。
私は薄暗い独房の中で、手枷足枷をされたまま、部屋の片隅に座っている。
目は虚ろだった。
三日間何も口にしていないというのもある。
だが、空腹など些末な事だった。
私を空虚で満たしているのは、これまで信じて疑わなかった志に揺らぎが生じた事。
新撰組零番隊の主義思想は、威震志士のそれと比べると幻想に過ぎぬのかもしれない。
絵に描いた餅なのかもしれない。
交戦中の七種の言葉を受け、私は自分の信念に自信が持てなくなっていた。
私は薄暗い独房の中で、手枷足枷をされたまま、部屋の片隅に座っている。
目は虚ろだった。
三日間何も口にしていないというのもある。
だが、空腹など些末な事だった。
私を空虚で満たしているのは、これまで信じて疑わなかった志に揺らぎが生じた事。
新撰組零番隊の主義思想は、威震志士のそれと比べると幻想に過ぎぬのかもしれない。
絵に描いた餅なのかもしれない。
交戦中の七種の言葉を受け、私は自分の信念に自信が持てなくなっていた。