レジ打ち少女とサラリーマン
「はい、お預かりいたします」


彼女は素早くカードを処理し、俺が渡したお金のお釣りをゆっくり返した。


「ありがとうございました」


深々と一礼し、笑顔を浮かべる橘川さん。
俺は今どんな顔をして、彼女を見てるんだろう。



そして、原沢が動いた。


「………ね、俺とこいつどっちが男前かなぁ?怒らないから、正直に教えてよ」





彼女には爽やかな笑顔を見せているが、俺は見たぞ。


俺見て鼻鳴らして、にやにや笑ってやがったからなぁ!
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