レジ打ち少女とサラリーマン
明らかに顔に出てたのか、原沢が口を出した。


「お前、ポイント券使えば?この前二枚、出たろ」


ああ、ナイスアイディア。
俺はすぐに出そうとした。その時だった。


「申し訳ございません。お酒類はポイント券の対象外商品、となっております」


深々と、彼女は頭を下げた。
いかにも申し訳ない、という表情で。見た所高校生ぐらいなのに、よく教育されてた。



「仕方ない、また使うよ」

そう言って、俺は普通に金を支払った。
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