レジ打ち少女とサラリーマン
「っ………くっ………」


先ほどの少女が口元を押さえ、笑いを堪えていた。


あ、見られた。


俺はふと、彼女に目線を向けた。
目が、合った。



彼女は、すぐ視線を背けてしまい、笑っているのがばれないように口元を右手で押さえていた。





「可愛い」




そう思った。
単純に、そう思ってしまった。
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