キミがいるから出来るコト
それは、つまり、ナイフで刺して
一生残る程の傷をつけようとした…。

というコト。

あたしは、背筋が凍るような感覚に
襲われた。

何も、言葉を発せられなかった。


心の中には、
いっぱい言葉が溢れてくるのに。


ノドのところで引っかかってしまう。


「お前、沙紀が好きなのか」
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