キミがいるから出来るコト
ゴメン…。ゴメン…。ゴメン…。

言葉にしたら、
よけい実感がわいてきた。


あたしを守ってくれた…。
そのせいで、遼は怪我をした。



「俺が電話なんかしてなければ…
 沙紀に怖い思いを
 させる事も無かったのにな…」


「そんな事無いよ。
 だって、あたしがストーカーされて
 たのは遼のせいじゃないじゃん」


「でも、俺がずっと一緒に歩いてれば
 こうやって病院に運ばれることも
 無く、家で過ごしてるだろ…」



どうすれば遼が
これ以上自分を責めなくて済むのか

あたしには、分からない。
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