キ ミ へ の 記 憶
プロローグ

瞼の裏にキミが映る

幼いままのキミが映る


目を覚ますと

やっぱりキミは消え

いつもの天井が

広がっている


今日は雨が

降っているのか


雨音がまるで

拍手のように降り注ぐ

二人を祝福するように



ねぇ

キミにはこの音が

どんな風に

聴こえていますか?
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