『好きだから・・・・』
「あのー」


抱き合っている私たちに1人が話しかけてきた。


「嬉しいのはわかるけど・・・」


・・・?・・・


「もうチャイム鳴るよ?」


・・・え?


急げー!


「あ、亜李子急ご?」


「うん」


みんなで走ろうとしたとき・・・


『キーンコーンカーンコーン』


時、すでに遅し・・・


「やっべ。新学期から遅刻か・・・」


その言葉を聞いて思わず、


「ゴ、ごめんなさい!私達がぉそかったから・・・」


少し、怒られると思った。


しかし、返ってきた反応はその逆だった。
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