君に逢いたくて
アレで惚れたわけ?

「だって、真ちゃん格好良かったんだもん。
なんかさ、あたしを抱き止めてくれた腕が忘れられなくて…」

顔を俯かせて照れているみぃ。


「じゃあ、この腕は?」

そう言って、みぃを抱きしめた。

「……好き。」

あまりに可愛くなってみぃにキスをした。

いつ戻ってきたのか、瞬と麻奈が笑ってた。
まわりのやつらにも冷かされた。

けど、みんなが俺たちを祝福してくれた。

「おい、真!熱いな!」
「みぃいいなぁ~。真と付き合えるなんて!」

麻奈からは痛い一言が…

「遅いのよ!バカ紺野。
みぃ~んな、待ってたんだから。この度胸なし!」

みんなに広めてたのか?こいつ。

「真が分かりやすいんだからな。」

俺の心を読んだように瞬が言って、みんなが笑った。
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