君に逢いたくて
さすが麻奈。瞬と違って気が利くな。

「じゃあ…
俺は紅茶のピーチで。」

これはみぃが好きなヤツ。
みぃ、どんな顔すんのかな?

「え…
真ちゃんそれなの?あたしもそれが良かったのに。

それじゃあ、あたしはカフェオレ。」

それ、俺が好きなヤツ…
みぃも俺のこと考えてくれてんのかな?

そう思ってみぃをそっと見ると、みぃも俺を見ていた。

そしてニコっと笑った。


やっべぇ~
超ドキドキすんだけど。

「んじゃ、いってくるねぇ~」

ひらひらと手を振って麻奈は瞬を引っ張っていった。

ちょうど他の奴らも離れた場所にいる。


チャンス…
なんだよな。

「なぁ、みぃ。」
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