☆夢☆
もう何分たったのか分からない、


「姫、ど、うだった、」

翔の声も震えている、

ゆっくりトイレを出る、

「陽性、だった、」

「そ、そんな、」

まだちゃんとは分からない、

「とりあえず、家帰るか?」

「うん、」


何も喋らず、翔の家まで歩く。

翔の家はとても綺麗で大きくて、

お手伝いさんもいて、

びっくりするぐらい凄い。

「お邪魔します、」

「先に、部屋いってて?」

これで三回目ぐらいかな、

翔の部屋は相変わらず整頓されていて

男の子の部屋とは思えないぐらい、


「明日、病院行こうか、」

「うん、」

「俺、学校休むから、な、」

「うん、」

「もし、出来てたらどうする?」

あたしが聞く、

「そんときはちゃんと考えよ?」

「うん、」

うん、しか言えない、


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