☆夢☆
「じゃあ、帰るね、」

「おう、」

いつもの郵便局まで送ってもらう、

そこからは五分もかからない、

「ありがとね、」

「明日、な?」

「うん、」

もし出来てたらどうしよう、

そんな思いばかりが浮かぶ、

「ただいま、」

「おかえり、姫どうかした?」

「別に、何にもないよ、」

「そう、ならいいけど、」

ママ、ごめんね、

部屋に行ってすぐベッドに寝転ぶ、

いつになく部屋の静けさが怖かった。

「もしもし、翔、」

一人でいるのが怖かった、

「どした?」

「なんか、」

「不安なのは二人一緒だからな、」

「うん、」

「何も考えるな、な?」

「うん、

ごめんね、明日ね、」

「おう、元気出せよ、」

「うん、」
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