春夏秋冬〜*恋巡る季節君と一緒に*〜





いきよいよく階段を駆け下りてリビングの前を通るとテレビを見ている春樹くんと目が合う。




「あれ?雪乃ちゃん…どこに行くの?」



春樹くんは不思議そうな顔をしていて…



「え……てか目が腫れてる…よ雪乃ちゃん……」



泣いてたのバレちゃったかな…


「あのね…あの……圭吾といて一番暖かくなれた場所に行くから……」



「えっ!ちょっ!!!!そんな格好じゃ寒いって!!!」



そんな春樹くんの優しい声かけも私には届かず足早に玄関を出た。




外に出て見ると雪が……とても綺麗で…また私の頬が涙で濡れた……











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