春夏秋冬〜*恋巡る季節君と一緒に*〜

梅雨明け(圭吾の目線で)





今日梅雨入りしたと、朝のニュースで天気予報士が言っているのを見た…今日から雨の日が続くのか…



「圭吾〜今日雨ひどいわよ!バスに乗っていったら?」



母さんがキッチンから話しかけてきた。



「いやカッパ着ていくから大丈夫!」



俺はそう言って玄関に向かった。ちょうど春樹と同じタイミングだった…



「兄ちゃん、最近雪乃ちゃん家に来ないね」



「あああ…別れたからな……」



俺がそう言った瞬間、春樹は少しだけビックリした顔をした。


「やっぱり…そうか……兄ちゃんは女心がわかんない人だからな…」



「なんだよそれ……俺は…」



「よりを戻したいんだろ?」



俺は弟に説教されてるみたいで…



「それとも…桜ちゃんに乗り換えるのかよ…」











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