春夏秋冬〜*恋巡る季節君と一緒に*〜
そして俺は…大切な親友…亮と喧嘩中だ……
理由は……亮が雪乃に告白したこと…だった…俺が振られた翌日に、告白した本人からそのこと聞いたからだった。
俺が亮に先に雪乃に振られたことを伝えたら…突然胸ぐらを掴まれて顔面に一発、強烈なストレートをもらった。
そして…一言……亮は俺に言った…
「ふざけんな!!好きなら最後まで守ってやれよ…お前と桜のことで雪乃が……どんだけえ辛い思いしてたかお前は知ってたのかよ?なあ?!」
亮が久しぶりにキレた…
「俺は好きだったんだよ…雪乃のこと入学した時からずーっと好きだった…でも雪乃はお前を選んだ…、俺が告白した時も雪乃はお前を選んだんだよ…」
亮は泣いていた…こんなふうに泣く亮は…初めてみた…
「俺は……俺は…」
俺は何かを言おうしたが言えなかった…
これ以上言っても俺の言うことはただの言い訳にしか聞こえないような気がしたからだ…
俺は大切な女に……親友までも失ったんだ…
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