春夏秋冬〜*恋巡る季節君と一緒に*〜




「あんた相変わらず、無防備な子なんだからっ!!!!!」



「ごめんなさい…」



そう言って私が顔を菜々子のほうに向けた時だった。








「はい、砂原!プレゼントあげる!!!!!」




菜々子にしかられていた私の目の前には圭吾がいて…



菜々子のマジック?
菜々子のサプライズ?



圭吾はそんなこと言われたら絶対に困っちゃうはずなのに…圭吾には好きな人がいるはずなのに………彼女がいるはずなのに……




「ありがたく頂きます…」




「………えっ…嘘…」




圭吾はそう言ってビックリしている私の手を取って…皆から少し離れた場所へとゆっくり歩き出した。











-
< 223 / 235 >

この作品をシェア

pagetop