春夏秋冬〜*恋巡る季節君と一緒に*〜
「あんた相変わらず、無防備な子なんだからっ!!!!!」
「ごめんなさい…」
そう言って私が顔を菜々子のほうに向けた時だった。
「はい、砂原!プレゼントあげる!!!!!」
菜々子にしかられていた私の目の前には圭吾がいて…
菜々子のマジック?
菜々子のサプライズ?
圭吾はそんなこと言われたら絶対に困っちゃうはずなのに…圭吾には好きな人がいるはずなのに………彼女がいるはずなのに……
「ありがたく頂きます…」
「………えっ…嘘…」
圭吾はそう言ってビックリしている私の手を取って…皆から少し離れた場所へとゆっくり歩き出した。
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