春夏秋冬〜*恋巡る季節君と一緒に*〜




菜々子の後ろ姿を見ながら…ありがとうと…私は小さく呟いた。



また菜々子に助けられちゃった…





「ゆーきーのっ!まだ俺…伝えたいことを言ってないんだけど…」



「……………あ…えっと…」






「好き…俺も大好き…好きすぎてまじで…ホントに…あああ〜好きっ!」




「へっ…ちょっ圭吾?…わっ………」



圭吾は私をギュッと抱き締めて…



「離さないから…もう、絶対離さないからな…」



圭吾の力強い言葉が…私の胸の鼓動をはやくする…






「夏の海……楽しもうか…」



圭吾は私の手をギュッと握り、海の家があるほうに2人で走って行った。











-
< 228 / 235 >

この作品をシェア

pagetop