春夏秋冬〜*恋巡る季節君と一緒に*〜
菜々子の後ろ姿を見ながら…ありがとうと…私は小さく呟いた。
また菜々子に助けられちゃった…
「ゆーきーのっ!まだ俺…伝えたいことを言ってないんだけど…」
「……………あ…えっと…」
「好き…俺も大好き…好きすぎてまじで…ホントに…あああ〜好きっ!」
「へっ…ちょっ圭吾?…わっ………」
圭吾は私をギュッと抱き締めて…
「離さないから…もう、絶対離さないからな…」
圭吾の力強い言葉が…私の胸の鼓動をはやくする…
「夏の海……楽しもうか…」
圭吾は私の手をギュッと握り、海の家があるほうに2人で走って行った。
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