春夏秋冬〜*恋巡る季節君と一緒に*〜
菜々子両親が亡くなってしまって時がたつのは、とてもはやくてもう2年の月日がたっていた。
「俺は俺の一生をかけて菜々子を守ると決めたんだ。2年目になってやっと余裕というものを俺は知ったんだ…まだ高校2年の俺だけど………決意は本当に固いから…」
尚紀くんは本気の顔をしてる。
2年前に菜々子を見守っていた同じ表情を…
「菜々子に言わないの?」
言ってたらもう仲直りしてるはずなのに…
「なんか恥ずかしくて……だってプロポーズするみたいでさ…」
菜々子は絶対喜ぶはずなんだけどな…
男の人って……時々わかんないな…
なんて言ったら尚紀くんも圭吾も怒っちゃうかな…?
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