春夏秋冬〜*恋巡る季節君と一緒に*〜





菜々子両親が亡くなってしまって時がたつのは、とてもはやくてもう2年の月日がたっていた。





「俺は俺の一生をかけて菜々子を守ると決めたんだ。2年目になってやっと余裕というものを俺は知ったんだ…まだ高校2年の俺だけど………決意は本当に固いから…」



尚紀くんは本気の顔をしてる。


2年前に菜々子を見守っていた同じ表情を…



「菜々子に言わないの?」





言ってたらもう仲直りしてるはずなのに…



「なんか恥ずかしくて……だってプロポーズするみたいでさ…」



菜々子は絶対喜ぶはずなんだけどな…



男の人って……時々わかんないな…



なんて言ったら尚紀くんも圭吾も怒っちゃうかな…?









-
< 62 / 235 >

この作品をシェア

pagetop