さくらさくら
その光景を奥さまと旦那様は遠くから見ていた。

「あの女嫌いな水泉が…。決まりですね」

「いや、使用人と俺の息子だ。もっといいのを見つけてやる」

「しかし水蓮のこと本当の娘のように可愛がっているではありませんか!!」

「それとこれとは別だ!!絶対に許さん!!」

旦那様はドスドスと行ってしまった。
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