AIR
「あーまた悠斗くん告られてるよー。」
隣からひょっこり顔を出した咲が言った。
「やっぱモテるなぁ…」
外は夕焼けに染まっていて、そこに悠斗くんと知らない女の子。
まるで少女漫画のワンシーンみたい。
ちょっとすると、女の子は泣きながら帰って行った。
「悠斗くん、またフッたんだ…」
一体、1日に何回女の子を泣かせているのだろう。
「モテる男は辛いねぇ〜。」
前にもそんな台詞聞きましたよ、咲さん。